今回は「月に一度のリールメンテナンス」についてお話します。
で紹介しているように、私はあまり3年以上リールを使い続ける事は基本的にないです。
さらに海まで遠いこともあり、週に1,2回程度。夏は暑くて体がもたないので行きません笑
そうなると無理な使用をしない限り大掛かりなメンテナンスやオーバーホールは不要です。
しかし定期的に簡単なメンテナンスをして長持ちするようには心がけています。
釣行後に簡単な水洗いだけで済ませていませんか?
月一の定期メンテナンスを取り入れるだけで、リールの寿命は大きく変わります。
釣行回数が多い人、長くリールを使い続ける人であれば定期的なケアが「軽い巻き心地」「トラブル防止」に直結します。
▼この記事でわかること
- リールを長持ちさせる簡単なメンテナンスの手順
- 必要な道具とおすすめアイテム
- 実際に私がやっている月一ルーティン
- 「やりすぎNG」なポイント

1. なぜ月一でメンテが必要なのか?
釣り場には、塩・砂・水・紫外線といった“リールの大敵”が溢れています。
日々の簡単なケアでは届かない部分に、汚れやサビの元が溜まっていきます。
とくに下記のような症状が出てくる前に対策することが重要です。
- ハンドルの回転が重くなる
- ラインローラーが異音を出す
- 内部で異臭・劣化油のにおいがする
月一のメンテナンスは、「トラブル予防」と「性能維持」を兼ねた、最もコスパの良い習慣です。
2. 用意するもの
これを使用します。いろいろと種類があって粘度を変えることで特性を少し変えれるみたいですが
基本よくわからないことはしないのでダイワかシマノ純正が間違いないと思っています。

使用するのは基本的にこっち側のオイルになります。これを注油していくのですがまずは
【重要】注意点!
オイルの塗りすぎは余計なトラブルの元になります。塗りすぎにならないように説明するので飛ばさないで
しっかりかり見てください!
オイル量
かなり少量で十分です。具体的には一か所一滴です。
スプレータイプで一滴ってわけがわからないですよね?でも一滴です。
一滴だけを取り出す方法は、まずティッシュを用意します。

ティッシュに向かって一瞬シュッとかけます。これは捨て吹きなので少ない方が経済的です
シュッとした後の少し待つとノズルの先端に一滴がたまります。

これを各パーツに流し込んでいきます。
これでも多い場合があるので余分なオイルはふき取ります。
本当にこれくらいでいいので、つけたい部分に直接だと多すぎになるので絶対にやめてください。
実際にメンテ開始!
STEP1:外観洗浄
ここは釣行当日終わったら皆さん行っていると思います。
私も当日に必ずやりますが水洗い、塩抜きです。
ドラグを締めてシャワーで上から水をかけます。私は漬けて洗いはしません。
PEラインを使用しているので塩抜きは十分に意識してラインに水を吸わせます。
洗浄後はしっかり水気を切ってドラグを緩めて日陰で乾燥させます。
STEP2:ラインローラー

最も潮噛みしやすいパーツ。
指で動かしても綺麗な状態だと回ってるか判断しずらいですが光の当て方を工夫してよく見ましょう。
ここの隙間に一滴置く感じで乗せるとすっと吸収されていきます。
反対側も同様に

ここの隙間に流し込んで、くるくる回してなじませます。
そのあとに余分なオイルはふき取ります。余分なオイルがないってことは無いので絶対にふき取ってください
STEP3:ハンドルノブの確認
ここにもベアリングが入っています。入っていない機種も摺動部になるのでオイルは必要です。

やり方は一緒です。一滴をここの隙間に置きます。
なじんでくるとスムーズに回るようになります。そして余分なオイルはふき取ります。
余談ですが右端のゴムが削れていますが、イカにかじられてしまいました笑
同時にガタつきや回転の重さがないか確認。
ここは分解は簡単なのでもしガタがあればワッシャでクリアランスを調整
ゴリ感などがある場合はベアリングを洗浄→オイル注油してみましょう。
それでも改善しない場合はベアリング交換しましょう。ベアリングは1000円もしないでしょう。
STEP4:ベールの摺動部
キャストする際にベールを起こすと思いますがそこも動かす場所になるので注油します。

この2か所にオイルを乗せてベールを動かしなじませていきます。
しつこいようですが余計なオイルはふき取ります。
STEP5:メインシャフト
最後はメインシャフトです。
リールを巻くとスプールが上下しますよね。そこの軸の部分になります。
まずはドラグノブを緩めて外します

次にスプールを抜くとメインシャフトが見えてきます。
もし中に入り込んでいる場合はハンドルを回せば上がってきます。

そして同じように一滴で十分ですのでオイルを置きます

この状態でハンドルをぐるぐる回してシャフトを上下させます。
シャフトの下部に余計なオイルがたまるのでそれをふき取ります。
水没したり何かしらのトラブルが発生している場合はメインシャフトにドラグオイルが
下がってくることがあるそうです。
ドラグオイルに関しては調べてみたところ結構厄介そうなのでDIYで触らない方がいいと思います。
プロに任せてオーバーホールをお願いしましょう。
4. 注意点とよくあるNG
- 注油のしすぎNG:余分なオイルは汚れを呼びます。1〜2滴でOK
- 強いパーツクリーナーはNG:樹脂部品が割れる恐れがあります(弱溶剤推奨)
- 分解は慎重に:初心者は無理にギア内部までは触らないこと
5. まとめ|「快適操作」は月一ルーティンから
リールは釣り人にとって相棒のような存在です。
日頃の手入れ次第で、その相棒のコンディションは大きく変わります。
月一回のメンテナンスなら、15〜20分で完了します。
1か月毎でもやはりオイルを入れた時は動きが変わります。
ハンドルノブなんか特にわかりやすいです。
いい状態で釣りに挑み、常に最高の状態を維持していきましょう!
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