🚗 はじめに
「走行中に助手席のドアから『ぱちぱち…ぱちぱち…』と小さな異音がする…。」
私車は常に振動していて段差や道路状況では音が鳴るのは仕方がないと思っている派です。
ただ人によってだと思いますが、どうしても気になる音質や音程ってあると思います。
今回気になる音が出てきたのでそちらの原因の探求と手直し方法を紹介します。
私の車、ダイハツ ミライース LA350S ある日突然、助手席前ドアから異音が出るようになりました。
特に気になったのはアクセルを離したエンジンブレーキがかかっているとき。
車体に振動が伝わると、まるでドア内部で何かが弾けているような小さな連続音が鳴り続けます。
これがまた気になりだすと止まらない…。
絶対に走行に支障のない音っていうのはすぐにわかります。ただ気になる。
この記事では、私が実際にやった方法を**写真付き(ここに画像入れる)**で詳しく解説します。
「ぱちぱち音」に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
🚗 症状の詳細
👇 異音が発生した状況
- 車種:ダイハツ ミライース
- 型式:LA350S
- 異音発生箇所:助手席フロントドア
- 症状:
- 走行中に「パチ・・・パチ・・・」と小さな弾けるような音が連続して聞こえる
- 特にエンジンブレーキがかかって車体に振動が伝わるときに「パチパチパチ」
- ドアトリムを手で強く押さえると一時的に音が止まるが、軽く抑えただけでは止まらない
- ドアを内側から手で押したり引いたりすると同じ音が鳴る
- トリムをひねる感じで力を加えても音に変化なし
- 音の位置は丁度ストライカ付近
「ドアトリムが原因か?」と思って内張りを外そうかとも考えましたが、
ドアを閉じた状態で押したり引いたりして異音が変わるので、どうやらドアの閉まり具合が原因だと判断しました。
スマホで聞くとぱちぱち聞こえますがPCからだと聞こえないのでスマホで聞いてみてください。
🔍 原因を探る
ドアの異音と言えば、代表的なのはこの3パターン。
1️⃣ ドアトリム内部の構成部品の干渉・位置ずれ・破損
2️⃣ 内張りと金属部分・ブチルテープで止まってるビニールの干渉
3️⃣ ストライカ・ロックの当たり不良・ゆるみ
など。言い出したらキリがないですがこの辺が多い気がします。
今回は、音の再現テストで
- ストライカ付近からの発音
- ドアトリムを軽く抑えたりひねったりしても変化なし
- 強く押し引きで音の解消・停車時でも再現ができる
このあたりを踏まえて多分内部・干渉よりもストライカ付近ではないかと考えます

🛠️ 修理に使った道具
実際に今回の作業で使ったのはこれだけです。
- ハンマー
- あて木(木片)
- マスキングテープ(あれば。ボディ保護用)
- 軍手(あれば)
特別な工具は一切なし!
DIY初心者でもすぐに試せます。
ハンマー持っていないならプラスティックも付いたこんなのが今後あってもいいと思います。
私は別でプラスティックハンマーは持っているので昔ながらのトンカチみたいなのを使ってます笑
あて木はホームセンターなどで「木っ端」って感じで捨てる用の木が50円とかで売っているので用意してください。
🔧 ストライカ調整の手順
① ドアの状態を再チェック
まずはドアを何度か開閉してみて、閉まったときにガタつきがないか確認します。
実際に助手席に座って、走行中の状況を再現するために内側からドアを軽く押したり引いたりしてみましょう。
② ストライカを確認する
助手席のドアを開けると、車体側に金属の受け金具(ストライカ)があります。
このストライカがドアのロック部分とかみ合ってドアを閉める仕組みです。

プラスのネジで止まっていて結構強く締まっているのであまり緩むことは少ないですが
ドアの開け閉めが多い方や年数がたっている事が多い方は緩むこともありますので締め付けを確認しておきましょう。
もし緩んでいたらそこから音が出ている可能性が高いです。
③ ストライカに衝撃を加える(あて木推奨!)
今回位置がずれているわけではないので衝撃を加えたいだけです。
どういった理屈で鳴っているかよくわかりませんが、合わせのパネルからの音だと思います。
ストライカを直接ハンマーでたたいてもいいのですが、間違えてボディを叩いてしまうとへこみや塗装の割れ。最悪板金修理になり高額な出費になります。
ハンマーを振ったことある人ならわかりと思いますが、案外狙った場所を叩くのは難しいです。
叩いたあとに跳ねて別の場所当たることもあります。
音を我慢しておけばよかったと鳴るので必ずあて木をしましょう!

丁度いい木が無くて少し長いですが作業に問題はありません。これはギター塗装の際に使用した適当な木です笑
木でなくても、もう一つハンマーがあれば一つを先に当てておいてそのハンマーのお尻を別のハンマーで叩く方法もあります。
また、万が一ボディを叩いてしまわないように、周辺にマスキングテープを貼って保護すると安心です。
④ ハンマーで軽く叩く
あて木をストライカに当て、ゴムハンマーで軽く叩きます。
叩く方向は今回は位置をずらしたいわけではないので適当でいいです。
一番はボディーに傷が入らないことを第一に考えましょう。
力加減は難しいですが軽くからやっていきましょう。一応動画を撮ったので参考にしてください。
ほぼ力はいれていなくて、ほぼハンマーの重みだけで当ててます。
加減が分からない場合は「コツコツ」から徐々に「コンコン」くらいにしておきましょう。
私の動画以上に力を加える必要はないです。これと同等の力で叩いて変化がなければ別の原因だと考えてください。
⑤ ドアを閉めて確認
叩いた後は必ずドアを閉めて異音が消えたかを確認します。
今回は一発一撃で音が消えましたので作業時間は5秒程です笑
ただ音がし始めてから100Kmくらいは走っていて、その間ドアを押さえたりいろいろ試していたので頭の中では結構な時間考えていました。
ストライカを叩いているのでドアの締まり具合も確認しておきましょう。
ネジがしまった状態なのでこの程度で大きく位置は変わらないはずですが、締まりが悪くなる場合は調整が必要になります。
⚠️ 注意点
- 叩きすぎ注意!不安であれば軽く叩くところから!
- ストライカだけを叩き、車体の他の部分を絶対に叩かないこと!
- あて木を必ず使用し、ストライカを直接叩かない。
- 打突後はドアを閉めてみて、無理なく閉まるか必ず確認する。
- 打突で直らない場合は別原因の可能性も疑いましょう。
異音に関してこの車種のここからの音はこれで決まり!ってことは絶対にありませんので他の原因を考えてください。
✅ 実際にやってみた結果
今回のミライース LA350Sの助手席ドアも、ストライカをほんの少し内側に調整しただけで異音がピタッと止まりました。
アクセルを離してもかけても、段差を超えても「ぱちぱち音」は一切なし!
所要時間はわずか5秒程度。
🔑 DIYの魅力は「すぐにできできる」こと!
クルマの異音って、気になりだすとずっと気になるし、車屋さんに頼むとまずは発生源の特定から始まり、音が出ないと原因不明になり、こんな事でも平気で1時間以上の時間がかかることもざらです。
こういった異音は自分で試しながらやると結構楽しかったり、車屋さんに預ける時間もかかりません。
ストライカ調整くらいなら特殊な工具もいらないし、自分でできるとめちゃくちゃ気持ちいいです。
もちろん失敗しないために今回のあて木+ハンマーのコツは必ず守ってくださいね。
✅ もし直らなかったら?
今回の方法で直らなかった場合、原因はドアトリム内部や、ヒンジの摩耗など他にも考えられます。
その場合は内張りを外す必要があります。
このブログではドアトリムの外し方や、ドア内部の異音対策も今後まとめていくので、気になる方はぜひブックマークしてください!
✅ まとめ
今回は、**ミライース LA350S 助手席前ドアの走行中の「ぱちぱち音」**をストライカ調整だけで直した方法を紹介しました。
同じような症状で悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考に、自分で直してみてください。
「異音が消えるだけでドライブの快適度は段違い」ですよ!
🙏 おわりに
このブログでは、整備士目線で「ちょっとしたDIYでできる修理ネタ」を発信しています。
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✅ 作業は自己責任で安全第一で!
では、快適なカーライフをお楽しみください!
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