夜間走行で「もう少し明るくしたい」「純正フォグの黄色っぽさが気になる」と感じたこと、ありませんか?
最近はAmazonなどでもLEDバルブがあふれていますが、明るさ・配光・信頼性が本当に優れている製品は意外と少ないものです。
今回は、私が実際に愛用している
HID屋のLEDバルブ(H11 2色切替 Vシリーズ)と、ヘッドライト用 Mシリーズプレミアム(白一色)
を使ってみた感想をまとめました。
DIYで交換してみたい人、安物LEDに失敗した経験がある人にも参考になる内容です。
HID屋ってどんなメーカー?

「HID屋」という名前を一度は聞いたことがある方も多いと思います。
名前の通り、HIDやLEDなどの車用ライト専門ブランドで、長年通販中心に展開している国内メーカーです。
私がHID屋を選んだ理由は以下の3点。
- 光量が間違いない&カットラインがくっきり!
- 全製品に保証付き(2年保証)
- サポート対応が早く丁寧
過去に海外製安価なLEDを使って取り付け時にはよくても2か月程度で光量低下や、ちらつき球切れ。保証で交換ができても再度自分で取り付け。
さらにはヘッドライト内に曇りや雨漏れによりヘッドライト内に水が溜まるなど最悪な状態が続き、また別のLEDを買っての安物買いの銭失い状態でした。
その点、HID屋の製品は光軸・光量・精度と品質管理がしっかりしている印象です。
今回使ったLEDバルブの紹介
私が使っているのは、次の2種類です。
🔸フォグランプ用: Vシリーズ(2色切替タイプ)
- 規格:H11
- 色温度:ホワイト(6500K)/イエロー(4000K)切替
- 切替方法:ON/OFFで自動切替
- 明るさ:8300lm(ホワイト)/ 9900lm(レモンイエロー)
- 冷却ファン付き
夜間の晴天時はホワイトで視認性を重視、雨天・霧の日はイエローで路面反射を抑えられます。
スイッチで簡単に色を切り替えられるのが便利で、実用性の高いフォグという印象です。
🔸ヘッドライト用:Mシリーズ プレミアム(白一色)
- 規格:H11
- 色温度:6500K(白)
- 明るさ:49,600cd
- 特徴:配光重視・静音設計・ファン冷却タイプ
こちらは純正ハロゲンから交換した瞬間に違いが分かるほど明るい。
配光も安定しており、対向車への眩しさを抑えながら前方をしっかり照らす設計になっています。
注意:フォグに取り付ける場合
私はフォグランプが明るすぎるものはあまり推奨できません。
対向車に爆光のフォグランプをつけているとかなり眩しくてあまりいい気はしないタイプです。
私が2色切り替え式にしたのは、雨の日や霧の日に黄色はかなり見やすくなるのと
光量をあえて抑えることも考えての結果です。
8300lm(ホワイト)/ 9900lm(レモンイエロー) の明るさでも十分仕事はしてくれていますし外から見ても「若干対向車まぶしいかな?」と思う程度なので参考にしてみてください。
もう少し下に画像を載せています。
取り付け作業(DIYでも可能)
どちらも純正バルブを外して差し替えるだけの構造なので、DIY派でも問題なく交換できます。
ただし、ヘッドライト側はスペースが狭い車種もあるので、ファン部分の干渉確認をしておくと安心です。
作業の流れはこんな感じ👇
1.車両にあったバルブ(形)を選択
HID屋のHPに車種適合表があるのでそちらからバルブの形を確認しましょう。車の取扱説明書にも記載されている場合もあるので確認してみてください。
バルブには種類がたくさんあるので間違えて買ってしまうと取り付けできません。
ちなみに私の30プリウスはロービーム・フォグともにH11です。
2.好みの光量・色を選択
HID屋が出しているバルブの種類が結構あります。
主なシリーズ一覧と各シリーズの特徴
| シリーズ | 特徴・強み | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Qシリーズ | 爆光・高出力。非常に明るさ重視。特注LEDチップ+65Wなどを採用。 | 夜間の暗い道、長距離ドライブ、視認性最優先 |
| Mシリーズ | 明るさとコスパのバランスが非常に良い。 | デイリーユース、コスパ重視、ヘッドライト交換の定番に向く |
| Sシリーズ | 小型設計+コードレス(配線がシンプル)。 | バイクや取り付けスペースが狭い車、小型ヘッドライト向き |
| DSシリーズ | 純正HID(D2S / D4Sなど)からのLED化用。配線加工が少ない/ポン付けモデルあり。 | 純正HID車をLEDに置き換えたい人、純正形状を維持したいユーザー |
| SE(スペシャルエディション)シリーズ | 低価格帯。コストを抑えてLED化を始めたい人に。 | コードレス。ポン付け可能で簡単交換 |
| iシリーズ | エントリーモデル。基本性能を抑えつつ信頼性のあるLEDバルブ。 |
自分の好みやお財布と相談して決めてください。
注意:色によっては車検が通らない場合もある
ヘッドライトは白かハロゲン色。フォグは白または淡黄色(=イエロー)のみなので
黄緑のフォグや青などは車検に通らない可能性があるので注意が必要です。
また、ヘッドライトに黄色のバルブも車両の年式によっては取り付けできませんので注意です。
3.取り付け

- バンパー裏やタイヤハウス側からアクセス
- 純正バルブを取り外す
- HID屋LEDを差し込み、カプラー接続
- 点灯確認して配光をチェック
- 必要なら光軸を微調整
取り付け方法は車種によってかなり違います。30プリウスの場合、ヘッドライトはギリギリ手が入るのでヘッドライトの脱着は不要です。


左が運転席側、右が助手席側です。助手席側の方が若干狭く、手がおおきい方は外した方がいい場合もあります。
フォグライトはフェンダーライナをめくれば取り付けが可能になります。
HID屋のLEDは取付方向のガイドが明確なので、初めての人でも迷いにくいです。
差し込みが固い場合は、Oリングに軽くシリコングリスを塗るとスムーズに入ります。
点灯テスト:明るさと配光の違い
🔸フォグ( Vシリーズ)
ホワイトモードはシャープでクッキリ。
イエローモードは雨の日の視認性が抜群。
特に濡れた路面の照り返しを抑える効果が実感できます。
🔸ヘッドライト(Mシリーズ)
照射範囲が広く、カットラインも綺麗。
光の拡がり方が自然で、対向車への眩しさも抑えられています。
夜間の峠道でも安心感があり、HIDよりはるかに明るいです。
実際の明るさ検証


まずはフォグのみの点灯です。あまり光軸を上げていませんが、このまま走行しろと言われれば十分走行できるレベルで明るいです。
晴れた日では白の方が間違いなく明るく感じますが、路面が濡れているときは確実に黄色の方が見やすくなるので私は2色で正解だったと思います。


続いてフォグ+ヘッドライトです。黄色が入るとやはり濡れた路面には強くなります。

こちらがヘッドライトのみ。カットラインもしっかり出ていて純正ハロゲンと比べても段違いに明るいです。
フォグ(ホワイト)と比較するとやはり同時に点灯していた方が手前の明るさが違うのが分かります。ただここまでヘッドライトが明るければフォグをつける必要はないレベルです。
ちなみにハイビームはあえてそのままハロゲンにしています。
そもそも使う機会はほぼないですし、霧が濃く出る場合は白LEDは何も見えなくなるのでハロゲンの方が絶対にいいです。
いままで車で走行していて霧が出たことがない地域の方はハイビームも白LEDにすると統一感で出るので交換してもいいと思います。
メリット・デメリット
◎メリット
- 国内メーカーで品質が安定している
- 光軸・カットラインが正確で車検対応
- 取付が簡単(DIYでも可能)
- 保証がしっかりしている
- 雨・霧・夜道すべてに対応できる2色切替
△デメリット
- ファン付きなので奥行きスペースが必要
- 明るさ重視ゆえ、車種によっては光軸調整が必要(フォグに取り付けの際は注意)
- 安価なLEDと比べると価格はやや高め
とはいえ、明るさ・信頼性・サポートを考えると価格以上の価値があります。
安物LEDのように「半年で片方が点かない」という心配がないのは大きな安心ポイントです。
ヘッドライトはもう2年使用していますが、光度が落ちることもなく今でも変わらず明るいです。
一度Vシリーズ(フォグ)の色の切り替えが左右違う色になってしまった事がありましたが、写真を送って即新品を発送してもらえました。
取り付けてあったバルブの配線を切断して写真を送るだけなので超簡単に保証申請ができました。

以降同様のトラブルもありません。
他社LEDとの違い
Amazonでよく見かける海外製LED(3000円台〜)と比べて感じた差は以下の通りです。
| 項目 | HID屋 | 海外格安LED |
|---|---|---|
| 明るさ | 実用的で安定 | 明るいがムラが多い |
| 配光 | カットラインが正確 | バラつきが多い |
| 寿命 | 2年経過するも変化なし | 早い物で2か月しか持たなかった |
| 保証 | 2年保証あり | なし or 短期間 |
| サポート | 日本語で迅速 | 変な日本語 |
DIY派にとって一番怖いのは「片方だけ点かなくなる」こと。
HID屋製はトラブルが極端に少ないため、安定して長く使いたい人に向いています。
まとめ:HID屋のLEDはこんな人におすすめ
- 夜間走行を明るく・安全にしたい人
- 雨や霧の日でも視界を確保したい人
- DIYでフォグ・ヘッドライト交換をしてみたい人
- 中華製LEDで失敗した経験がある人
- 国内メーカーの安心感を重視する人
- HID搭載車両で光量が落ちてきてLEDに変えたい方
光軸・放熱・取付性のバランスが非常に良く、カットラインもくっきり。
DIY派にとってもプロにとっても「扱いやすく結果が出るLED」だと感じました。
HID→LEDの交換も他の車両でDSシリーズを使用して行いましたが何も問題なく取り付けできました。
劣化したHIDはかなり暗く、色味も変わってくるのでLEDに交換して激変するのでかなりおすすめです!
最後に
HID屋のLEDは、値段以上の成果を出してくれます。
見た目だけでなく、夜間走行の安心感がしっかり得られる点が最大の魅力です。
フォグもヘッドライトも、LED化を考えている人はぜひ一度試してみてください。
私みたいに安物買いの銭失いになりたくない方はHID屋一択で間違いないです。


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