GPUのファン交換でパフォーマンス回復!DIYで冷却効率アップ【GeForce RTX 2070 SUPER JS ファン交換】

PC関係


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はじめに

「ゲームをしているとGPUの温度がどんどん上がって不安になる…」そんな経験はありませんか?

今回私は GeForce RTX 2070 SUPER JETSTREAM を使っていて、ゲーム中に温度が90℃近くまで上がるというトラブルが発生しました。

調べてみると、なんとファンが片側だけ回っていない! これでは冷却が追いつかず、グラボの寿命にも大きく影響してしまいます。

PCの知識がほとんどない私でも、情報を調べながらなんとか ファン交換 を行い、無事に冷却性能を取り戻すことができました。

本記事では、その体験談を交えつつ、RTX 2070 SUPERのファン交換手順や注意点をわかりやすく解説していきます。


使用環境と症状

  • グラボ:Palit GeForce RTX 2070 SUPER JETSTREAM
  • ゲーム:Dead by Daylight(PS4からPCへ移行)
  • 設定:画質「HIGH」、FPS上限120

1時間ほどプレイするとGPU温度が 90℃に到達しそう になり、さすがに不安に。調べたところ高負荷時でも80℃程度が目安とのこと。

そこでNVIDIA Appを導入し、モニタリングをしてみました。

すると…常に 0回転。手動で回転MAXにしても0回転。手で触って確認すると、やはり片方だけ回っていないことが発覚。これでは温度が上がるのも当然です。


分解前の下調べ

「PCを分解なんて難しそう…」と思う方も多いでしょう。私自身も自作経験はゼロ。

ただ中古PCを買った時にHDD増設はやったことがあったので、その延長線で挑戦してみました。

まず調べてわかったこと:

  • RTX 2070 SUPERには複数のモデルがあり、分解手順は微妙に異なる。
  • 私のモデルは「JETSTREAM」シリーズ。分解記事や動画が少なく、情報が限られている。
  • ヒートシンクを外すとグリスの塗り直しが必要になる。

正直、グリスの塗り替えまでは自信がなかったため、極力ヒートシンクには触れずにファンだけ交換する方法を模索しました。

用意するもの

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 交換用ファン

右用左用あるので注意しましょう。配線の長さ、コネクタの色が違いそうです。

  • ピンセット

グラボ取り外し

  1. PCの電源を落とし、ケーブルをすべて外す。
  2. グラボについている赤いコネクタ2つを外す。左右どっちでも入りますけどわからないのでもの場所に戻しましょう

3.ケース背面のビスを外す。印をした2か所を外せばOKです。

4.PCIeスロットのロックピンを押して解除。ぎり指が入りますが届かない場合は割りばしを使ったりするようです。

4.少しずらしながら取り外す。

取り外した瞬間の感覚は、まるで ファミコンのカセットを抜く感じ。少し硬いけれど、思ったより簡単に外せました。


ファンの状態確認

  • 回っていない右ファンは羽根がグラグラ。強く回すと「グゥゥ…」と異音がする。
  • 左ファンは多少のガタはあるが異音はなし。

→ 完全にファン不良が原因と判断。


ファン交換の分解手順

  1. シュラウドのビスを外す
    4か所のビスを外します。1か所はシールで隠されており、剥がすと保証対象外になるので注意。中古品なので気にせず進行しました。

ビスを外すとずれて持ち上がるようになりました。

2.カプラを外す

カプラを外さないと作業は進まないので何とかして外すのですが、指は入りません。

ピンセットを使って、右左交互に少しづつ持ち上げて取り外しができました。

赤丸のカプラはすぐ上にフィンがあるのでちょっと難しいです。若干抜いて線を手前に曲げて無理やり抜きました。フィンが少し曲がりましたが問題はないレベルで済みました。

ファンの配線は綺麗に収まるようになっていますので覚えておきます。

結構ホコリなどで汚れています。冷却性能に影響がありそうなので交換後綺麗にします。

交換用ファンの購入

分解して型番を確認し、Googleで検索。Amazonに似たような交換用ファンが多数ヒットしました。

  • 純正に近いものや互換品、価格帯もバラバラ。
  • レビューを見ると「うるさくなった」「サイズが微妙に違う」などの情報もあり、正直混乱。

最終的に見つけたのは 約2500円の交換用ファン。完全一致ではないかもしれませんが、思い切って購入しました。

復元作業

1週間後にファンが到着。いよいよ取り付けです。取り付け前に掃除をしております。

  • 新品ファンのケーブルが数ミリ短く、コネクタ接続がやや難しい。
  • 入れづらいコネクタから先に接続し、ピンセットで微調整しながら差し込み。
  • それ以外は分解と逆手順でスムーズに復元。

グラボをマザーボードに取り付ける際はしっかり押してピンが上がってくるのが確認できるとこまで押し込んでください。

各コネクタもしっかり奥まで入っていないと作動不良の原因になるため注意が必要です。

新品ファンの線がほんの少し短くかなり取り付けが難しかったですががんばって入れてください笑


交換後の動作確認

電源を入れた瞬間、聞き慣れない「ブァン!」という勢いのある音。しっかり回っている証拠です。

  • ファン回転数がソフトに表示されるようになった。
  • 手動で回転数を上げても問題なく動作。
  • アイドル時の温度が 40℃ → 38℃ に改善。
  • NVIDIA App でもファン速度が正常に表示されるようになった。

実際にゲームで検証

Dead by Daylightをプレイしてみました。

  • 画質:Medium → 温度50℃前後で安定。
  • 画質:High → 一瞬70℃に達するものの、基本60℃前後で推移。

以前は90℃近くまで上がっていたので、大幅な改善が確認できました。


まとめ|RTX 2070 SUPERのファン交換は意外と簡単!

今回の作業で学んだこと:

  • RTX 2070 SUPER JETSTREAMのファン交換は、PC初心者でも調べながら挑戦できる。
  • 作業のカギは「ピンセット」と「写真を撮りながらの記録」。
  • 互換ファンは多数あるが、完全一致でなくても取り付けられるケースあり。
  • 交換後は温度が安定し、グラボの寿命延長につながる。

費用は約2500円。これで安心してゲームがプレイできるようになったので、十分価値のある投資でした。


おわりに

グラフィックボードの冷却ファンは消耗品です。長く使っていれば必ず摩耗や故障が発生します。もし温度が異常に上がっていたら、ファンが正常に回っているか確認するのが第一歩。

今回のようにファン交換で改善することも多いので、ぜひチャレンジしてみてください。

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